1.はじめに
3月のコラムは、私が多忙なため出稿できませんでしたが、今月は標記タイトルのように、IPランドスケープの日本の第一人者である、元旭化成の知財部長・シニアフェローの中村 栄氏をサン・グループ(弁理士法人藤本パートナーズ、株式会社ネットス、株式会社パトラ)の知財戦略アドバイザーに本年1月より就任いただきましたので、ここにその趣旨と今後各企業に有益な知財戦略を提案致します。
2.経営戦略と知財情報の活用
知財情報を経営戦略や事業戦略に活用して、経営判断や新規事業創出、M&A、さらには競合他社や技術動向の分析に活用する手法は一部の大手企業では既に実践されています。
しかしながら、大手の知財の中小企業や中堅・中小企業、さらにはスタートアップ企業では十分に知財情報を経営資源として活用していないのが現状です。
今日のようにAIが進化する時代になれば、より一層容易に知財情報が有効活用できる環境下になりますが、しかしながら社内で十分に知財情報を活用できる体制ができていないとか人材不足が要因であるとか、多くの企業が知財情報を活用したIPランドスケープを有効に利用・活用していないのが現状です。
3.中村 栄氏の経歴と実力
中村氏は、旭化成株式会社で1998年から知財情報の戦略的活用に取り組み、IPランドスケープの先駆的実践者となり、知財情報を経営資源として活用する仕組みづくりを推進し、知財情報を経営戦略や事業戦略、M&Aに活かすことによって実践され、経営者から高く評価された経歴があります。
2016年度には特許庁長官賞等数多くの受章歴があり、この分野では日本の第一人者で、旭化成の退職を機にサン・グループの知財戦略アドバイザーに就任いただきました。
4.IPランドスケープとは?
IPランドスケープとは、知財情報を経営や事業の情報と組み合わせて分析し、その結果を経営判断に活かす取り組みのことです。
その活用例としては、
①知財情報や市場データ等から「どの企業がどの技術に力を入れているか」
②自社の技術ポジションを可視化し、強みや弱みを把握する
③新規事業の有望分野やM&A、提携先候補を絞り込む
④将来どの技術分野が成長するか投資の優先順位を知る等があります。
正にIPランドスケープを道具として有効に利活用することによって経営戦略や事業戦略に直結することに意義があります。
5.サン・グループの戦略
サン・グループは、特許事務所と知財情報の調査・分析企業のネットスと知財教育企業のパトラの3社から構成されている我が国唯一の知財の戦略プロ集団であり、単なる出願権利化や特許調査のみではなく、各企業に応じて知財を活用した企業の成長戦略を提案・指導します。
その一環として中村知財戦略アドバイザーが所属していますので、大いにご相談及びご利用下さい。








